今回は「背筋を伸ばす」について
みなさん、背筋を伸ばす時は←写真のように
軽く腰を反らせて行なっていますか??
立っていても座っていても
背筋を伸ばす時にほとんどの方が
S字を意識してなのか腰を反らせます。
学校の先生や親からもそうやって
教わってきた方が多いですよね??
私も実はそうやって教わってきました。
でもそれって本当に正しいのでしょうか??
そもそも背筋を「伸ばす」のに
なぜ腰を反らせないといけないんでしょうか?
だって伸ばすんですよ(笑)
伸ばすと反るって全く違いませんか??
腰を反らせるのはいわゆる背筋(はいきん)と
呼ばれる脊柱起立筋に力を入れます。
そうすると背骨には↓青の矢印のような
力が加わります。
上に伸ばしたいのにです。
これだと背中近辺で力が喧嘩をして
上に伸びて行きたいのに腰が
下方向に引っ張っていることに
なります。
肩が硬くて腕がまっすぐ上がらないと
思っている人の大半もこの現象が原因です。
背筋=背骨をまっすぐに伸ばしたいなら
S字を意識するのではなくS字をまっすぐに
するように意識する方が正解のはずです。
では、どうするか?
腰を反らせるのではなくおへその下辺り
からS字を描いている腰骨の曲線を
背中側に押し込んで背骨が
まっすぐになるように力を入れます。
ちょうどつぼで言う「丹田」などと
呼ばれている部分です。
始めの写真と違いが分かりますか?
実際これを意識してもらうだけで
肩の上がり方も変わり伸びたときの
最高到達点も明らかに変わります。
長年の癖からか身体に染みついて
しまってなかなか意識出来ない方も
多いですが、背骨をイメージをしながら
練習してみて下さいね。
これは前回書いた骨盤の前傾の話にも
通じています。